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板金塗装が上手い東京の業者さんをお探しの方。
私の愛車は1975年式BMW2002tiiという旧車。このような古い車の板金塗装をやってくれるところってなかなか見つからないのです。
ボディの状態により大きく出来栄えが左右されますし、時間もかかってしまいます。パーツなども見つからないものばかり。
そんな古い車の板金塗装をお願いしたところ満足できましたので、その板金塗装屋さんについてご報告させていただきます。
板金塗装の上手い東京の業者さんを探す
1回目は近所のチェーン系板金塗装屋さんに依頼しました
私の愛車である1975年式BMW2002tiiは2015年に購入して、2019年にモールから上半分、2022年にモールから下半分を部分補修してもらいました。
2015年の購入時から青空駐車をしてきた私のBMW2002は、自慢のベロナレッドがどんどんくすんで、艶のないカサカサお肌に。
そこで、ファミリーカーの板金でお世話になったことのあるチェーン系の板金塗装屋さんに相談してみました。
チェーン系といえども、もともとは個人でやっていた板金屋さん(FC加盟してカー・・・などという看板を掲げている工場が多いようです)。
昔気質の職人社長さんに相談すると、かなりの難色を示されました。
「うちは基本外車やっていないんだよね。ペンキの種類も違うんだよね。」とのこと。(国産は〇〇ペイント、外車はデュ〇〇とか言ってたような)
そこをなんとかとお願いすると、気のいい社長さんはしぶしぶながら引き受けてくれました。
本当は板金してオールペンまでお願いしたかったのですが、それはさすがに無理だそうで、くすみが目立つモールから上半分だけやってもらうことに。
三週間ほどで仕上がる予定でしたが、少し伸びて一か月半ほどで仕上がったとのご連絡あり。
久しぶりに再会したBMW2002は艶々ビカビカに輝いていました。何か依頼して仕上がったこの瞬間ってたまらないですよね。
担当した職人さんからは「上だけきれいになったから、下との差が目立つようになっちゃったね。」
そりゃそうですよ。しばらくしたら、今度は下半分もお願いしますと言い残してルンルンドライブに向かいました。
肝心の費用はというと約25万円。私はかなりリーズナブルにやっていただいたと思っていますが、みなさんの感覚としてはいかがでしょう。
【後日談】
板金塗装からあがって3~4か月たったころ。ふとボンネットを見ると、にきびのようなブツブツ状のものが何か所かに発生していました。
えーなんだこりゃ。
さっそくお願いした板金屋さんに持ち込むと、下地処理の際に水分が入ってしまったのではないかとのこと。
ちょっと残念な気持ちになりましたが、下半分の板金塗装を依頼したときに塗り直しをするお約束をしました。
1回目の板金塗装屋さんがなくなってしまいました
1回目の塗装から1年ほどして、下半分の板金塗装を依頼しようと板金屋さんに向かうと、ない!ない!板金屋さんが建物ごとなくなっている!
社長さんと連絡はついたのですが、なにやら土地がらみの問題で閉業してしまったそうです。こんなこともあるんですね。
じゃあ、これからどこに依頼すればいいんだろうか?数ある板金塗装屋さんがある中で、大事なBMW2002を任せられて、費用的にもおとなしめなところって。
近隣の板金塗装屋さんをBMW2002とともに何件か回ってみました。ことごとくお断り。うちはこういう車はできないね。昔だったらやってたんだけどね、などなど。
一般の板金屋さんだと時間やコスト的な問題で旧い車って引き受けづらいようですね。
そう考えると、1回目にお願いした板金屋さんはやっぱり無理して引き受けてくれたんでしょう。今更ですけどありがとうございました。
旧車の板金塗装ができる業者さんが見つからない
グーグルで「旧車 板金塗装」で検索してみます。
すると、「ビンテージカー」「レストア」などの、私からするとたいそうな文字が目に入ってきました。
費用や時間がどれくらいかかるものやら。もはや連絡するまでもありません。
私の車はBMW2002とはいえターボではないです。そんなたいそうなクラシックカーではありません。大衆ファミリーカーなんです。
また、知り合いのディーラーに紹介をいただき、実際にそういう工場に行ってみたこともあります。
紹介ということで工場長らしき方にご挨拶していただきましたが、やはりというか、容易には敷居を跨げない雰囲気。
そして、私のBMW2002を見ていただくと、「費用は〇〇〇万円ほど、期間は〇年ほどでしょうか」
はぁ・・・ほぼレストア並み内容でした。
費用は〇が一つ多い、期間的にもそんなに乗れなくなるのか。。予想通りとはいえ、現実を知らされました。
こんなに旧車の板金屋塗装をしてくれる業者さんが見つからないとは・・・。
旧車を得意としている板金塗装屋さんが見つかりました
板金塗装屋さん探しを忘れかけたところ、インスタグラムである投稿が目に入りました。珍しい車や古い車を扱っているスウィンギンモータースさん。
寝る前などに楽しく拝見していると、ん?ここの店主さん知っているぞ?この名前も聞き覚えがあるな?誰だ???
よくよく調べると、私が2015年にBMW2002を購入したお店の店長さんでした。最近、独立されたようです。
板金塗装のことで相談のメッセージを入れてみると、すぐにお返事がきました。系列で旧車が得意ないい工場があるとのこと。
すぐにBMW2002を引き取ってもらい、見積もりをしてもらいました。作業内容は、トランクと屋根以外は全部です。結構大掛かりな作業になります。
- モール下全面の板金塗装(大きなさび穴、傷が数か所あり)
- モールの取り付け部に水が溜まりやすいので、おもいきってモール撤去(取付穴は埋める=今風に言うとスムージング)
- リアナンバー横のナンバー灯左右撤去(バンパーにナンバー灯を埋め込み下から照らす)
- ボンネットのブツブツ(塗装しなおし)
「費用は〇〇万円ほど、期間は1か月半いただきます」
ぜひ、それでお願いします!!!
BMW2002の板金がきれいに仕上がりました
お約束通り、1か月半で板金塗装が仕上がってきました。しかしながら、よく見ると何か所か小さな塗装ムラが。
スウィンギンモータースさんに連絡をすると、細かいクレームにもかかわらず、すぐに対応していただきました。
再度お預けして1か月後(別の車の作業が入っていたのでちょっと時間がかかりました)。
深く赤い色合いのボディをまとったBMW2002がやってまいりました。惚れ直すといった言葉がピッタリの出来栄えです。
追加でお願いした、ドアのチリ合わせもばっちり。
これでボディのお化粧直しはひと段落です。次は10年くらい乗ったらオールペンしようかな。
以上、旧車にもかかわらず、しっかりとしたお仕事をしていただいた板金塗装業者さんのご紹介でした。
※これは、実際に身銭を切った私の感想になります。
※こちらの業者さんは、費用・時間 に対しての 効果(仕上がり具合)がとても良かったので、この記事を書かせていただきました。