この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
私は旧車を青空駐車しています。もちろん雨の日も、風の日も。
旧車にご興味のある方は、やっぱりガレージがないと無理なのかな~、なんて思われている方が多いんじゃないでしょうか?
でも、ガレージなんて夢のまた夢。
ご安心下さい。確かに屋根付きに越したことはありませんが、私のまわりには青空駐車している方が結構いらっしゃいます。
旧車を青空駐車しても大丈夫なのでしょうか
旧車を青空駐車しても大丈夫かというと、できることなら屋根付きにこしたことはないというのが答えになります。
ただ、青空駐車以外の保管方法も一長一短。
旧車に乗っているからこそ分かるメリットやデメリットを踏まえて、こちらでお伝えさせていただきます。
屋根付きガレージ
男の憧れ、いつかは「GARAGE」←あえて英語でガレージ。「ガレージライフ」なんていう専門誌もありますよね。
ガレージのよさは、もちろん雨風を凌げて、愛車のボディをいいコンディションに保てること。
あとは「車の保管」という本筋からそれますが、週末はガレージにこもり、趣味の車いじりに没頭。ある日はガレージ内のソファに座り仲間との車談義を楽しむ。
いいですよね~。
そんなガレージライフを夢想はしますが、いまの家を建て替えるとか、近場に土地を買ってとかは、ちょっと非現実。
(特に都心住まいの方には)経済的負荷が大きすぎますよね。
一つ情報としましては、独身の方や、ご夫婦などお二人でお住まいの方向けに、ガレージ付きアパートやガレージハウスなんていう賃貸物件があるようです。
探してみますとスタイリッシュで素敵な物件ばかり。
間取りは1階がガレージで、2階は1ルームか、1LDKあたりが主流。ただ、賃料は駐車場付きと考えてもかなり割高感ありますね・・・。
憧れますけどね。いつかはガレージライフ。
カーポート(家付きの駐車場)
屋根材がポリカーボネート板などで作られた、いわゆるカーポート(駐車場用屋根)が設置されている家も多いと思います。
カーポートがあれば“そこそこ”雨風は凌げます。もちろん駐車場代もかかりません。
デメリットは、ご近所の目(冷たい視線)ですね(こちらが勝手にそう感じているだけかもしれませんが)。
BMW2002のような旧い車は、排気音がうるさい、排気も臭いし目が痛くなる、エンジン音もガチャガチャうるさいなど、ご近所迷惑のオンパレード。
私たちにはそんなに気にならないのですが、BMW2002のごとき旧い車に慣れていないご近所さんは、何事が起きているのかと思われることでしょう。
私の知り合いは、BMW2002で早朝に出かけるときには、前の晩に少し離れたコインパーキングに停めるんだなんて言ってました。
家の駐車場にBMW2002を置こうとお考えの際は、あなたがご近所さんと良好な関係を築かれていることを願っています。
機械式駐車場(屋内タワー型)
月極の機械式駐車場というのは、正直、私の頭の中にはありませんでした。
BMW好きな友人が最近借りたと聞きまして、あーそういえば、そういう駐車場があるね、と思ったくらいです。
機械式駐車場にも屋外タイプと屋内(タワー型)タイプがあります。今回友人が借りたのは、よく駅前などにあるのが屋内(タワー型)になります。
屋内(タワー型)立体駐車場のメリットは、ガレージ同様に雨風を凌げて、愛車のボディをいいコンディションに保てること。あと、セキュリティ的にも良さそうですね。
デメリットは、機械式ですので出し入れに時間がかかる、故障や定期メンテナンスなどで使用できないときがある。また、駐車スペースで作業や洗車することは当然できません。
駐車スペースで車がトラブルと、レッカー移動なども大変そうですね。
青空駐車
旧車を保管するにあたり青空駐車場を選ぶポイントをいくつか。
1.なるべく隣の車との距離があり、できるかぎり駐車位置は端っこにするべし(ドア当て防止)。私のBMW2002tiiは小さな駐車場(四台分)で「一番左端」に駐車しています。
2.なんとしてでも下は舗装されている駐車場を選ぶべし。下が砂利だと水はけが悪く湿気が溜まりやすいです。
3.住宅やマンションに隣接している駐車位置を選ぶべし(台風時の飛来物に対して防護壁の役割をしてくれます)。
次に、青空駐車の最大の弱点について。やはり、最大の敵であり、どうしても防げないのが雨風です。
雨が降ったら仕方ありません。もう、あきらめましょう。大事なのは事後処理です。
雨があがったら、すぐに車に乗って走り出してください。動くことでボディに入り込んだ水を少しでも飛び散らかしましょう。
一通り走り終わったら、ボンネット、ドア、トランクなどを開けて虫干しタイムです。これで、だいぶ水気が抜けていくはずです。
こうしたことに気を付けていけば、青空駐車でも雨のダメージを少しは減らすことができることでしょう。
青空駐車+ボディカバー
さらに+ボディカバー。
特にオープンカー、さび穴が目立つ車、雨漏りをしている車はボディカバーが必須なのは言うまでもありません。
ボディーカバーって摩擦で傷がつくんじゃない?蒸れるんじゃない?などなどご不安の方もいると思います。
BMW2002に乗る先輩が愛用している20,000円~オーダーメード可能なラッパーズボディカバーやカバーライト社製のボディカバーなら優れた通気性や機能性でおすすめです。
このように、青空駐車でも端に止めて、舗装されていて、高性能ボディカバーを装着してさえあれば、旧車でもそこそこ安心して保管していけることでしょう。
【余談になりますが】
私もボディカバーを使用したことが一時期ありました。みなさん大好きなコストコで購入した「レインX (レインエックス) カーカバー M」4698円。
こちらはお値段がダントツにお安いのですが、やはり性能はそれなり。
まず、カバーの裏地が起毛どころかシャリシャリと硬い素材のため、ボディーへの擦り傷がとにかく心配で心配で。
また、生地が軽すぎてフワフワしてしまい装着するのが一苦労でした。そんなこんなで、もともとボディカバー面倒くさい派の私は早々に使用を断念することになりました。