旧車のエアコン取り付けと費用を考察。BMW2002の場合。

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BMW2002にクーラー

旧車にエアコンを取り付けたい、費用はどれくらいかかるのかをお知りになりたい方。私も同じです。愛車であるBMW2002にクーラーを取り付けるかどうか悩み中なのです。

そんなみなさんに、ほんの少しでもお役立ちできればとの思いで、この記事を書いてみました。

旧車にエアコンを取り付けたいけど費用はどれくらいかかるのか

カーエアコンは昭和の憧れ

カーエアコン=カークーラー。当たり前にエアコンが付いている現代の車と違い、昭和40~50年代には、それこそ憧れの象徴でした。

「冷房車」というステッカーを、わざわざ車の窓に貼った時代。

デンソー「自動車にも冷房時代」、ナショナル「マジック冷房」、パームエアー「今年の夏は日々是好」などの広告キャッチコピーが、とても懐かしいですね。

暑い夏の日にBMW2002の窓はを閉めたまま(エアコンが効いているので)。涼しい顔をして、国道135号線を伊豆方面へゆったりとドライブ、なんて妄想が止まりません。

憧れますね。これ、私の赤いBMW2002だと、すっごく映えるシチュエーション。ただ、エアコンを取り付けるにはいろいろと問題があるんですよね。

旧車にエアコンを取り付けるとパワーダウンする

まずは、同じBMW2002に乗っているお仲間のエアコン事情はどうなのか調べてみました。ざっくり20台のBMW2002のうち、私が知るかぎり、エアコン装着車は4台。

エアコン装着率は2割。乗られている人に話を聞きますと、「快適、快適、エアコンなしは考えられないよ。」

じゃあ、そこまで装着率が高くないのは、なぜでしょう?どんな理由があるんでしょうか?

【 理由 】 パワーダウン?

旧車にエアコンを装着することに対する一般的な意見。

「旧車にエアコンなんかつけちゃダメだよ、パワーが落ちるし、バッテリーに負荷かかるし、重くなるしで、いいことないよ。」

確かに、1950~60年代の小排気量車なんかだと、エアコンによる負荷増は想像に難くありません。

ただ、BMW2002にエアコンを装着している方たちの話では、そこまでパワーダウンするとか、乗りづらくなるとかはないんですよね(もちろん多少のアイドリング調整は必要です)。

私も、エアコン付きのBMW2002を運転させてもらいましたが、確かに、ストレスなく運転できました。

BMW2002くらいの排気量と馬力があれば、そこまでの影響は出ないということでしょうか。

後付けエアコンはそこそこ費用が高い

この記事を書くにあたり、エアコン取り付け費用を調べてみました(聞いてみました)。

パーツ代(エアコンキット他)は5万~30万、工賃は数十万。ざっくりすぎではありますが、目安的には総額60万円~80万円程。

ただ、それには理由があるんです。基本的に、後付けのエアコンキットは汎用品。それぞれの車種ごとにワンオフでパーツを作成したり、加工したりしなくてはならないからとのこと。

そういう事情ですので、正確な数字は、実車を持ち込み、見積もってもらうしか手がありません。

持ち込み先は、エアコンの取り付けに慣れているかどうか?自分が乗っている車種に取り付けたことがあるか?などを判断基準にするといいかと思います。

参考までに、エアコンキットのお値段は、50,000円~200,000円程度。楽天、ヤフオクなどで、「旧車 クーラー」「吊り下げ クーラー」などで検索すると、色々と出てきます。

ebayの場合は、「A/C KIT UNDERDASH」(エアコンキット アンダーダッシュ)などで検索。

エアコンキット自体はそこそこお安い。だったら、エアコンキットを購入して、手間隙かけてDIYだな!

そういう強者の方々もいらっしゃしますが、自分の少ない知見で言うと、エンジン載せ換えよりも、ぐっと難易度が高いんじゃないかと思います。

アメリカだとDIYでエアコン後付けは普通のことらしいですけどね。

電動エアコンの登場

うーん、悩みます。

最近では、車への負担が少ない、後付けできる「電動エアコン」なるものも出てきているようです。

約20万円の電動エアコンキットが凄すぎた

電動式コンプレッサーはモーターを内蔵しているのでエンジンの動力を必要としません。旧車に取り付けてもアイドリング不調などのトラブルは避けられるそうです。

まさに旧車にうってつけのシステム。こちらはLEDランプで有名なCLUIZEさんでキット販売が開始されています。

CRUIZE 電動コンプレッサー式クーラーキット (heartnet.info)

問い合わせたところ、こちらはキット販売メーカーさんで、取り付け業者はこちらで探してくださいとのことでした。

BMW2002にエアコンをつけるかどうかの結論

いずれにしても、それなりに費用はそこそこかかりますよね・・・。

今のところは夏場でも乗り越えられる気力・体力はあるし、もうちょっとじいさんになるまで我慢することにします。

→BMW2002に扇風機を付けて、暑い夏を乗り越えられるか知りたい方はコチラ

救世主となるか、ポータブルクーラー

と、まあ、後付けエアコンのことは当分お預けにしたのですが、とある車好き者雑誌を読んでいると、「旧車にエアコン」なる記事が目に入ってきました。

ふん、ふん、いつものやつね。と読み進めていくと、ポータブルエアコンという文字が。ん?ポータブルエアコン???

キャンプやアウトドアで使える、持ち運び可能な電動エアコンのこと?ネットで見ると、2~3万ほど。

へー面白いことを考える人がいるな。縦30cm横30cm高40cmほどのポータブルエアコンを後部座席に置いて、リチウムイオンバッテリーにつなげてるんだ。

これは、家庭用のエアコンと同じで、排(熱)気をしなければならないもの。排熱口にはダクトホースをつなげて、車の窓から逃がしてるんだね。

いいね、いいね。バッテリー容量がどれだけ必要なのか調べなきゃだけど、来年の夏、ちょっと試してみようかな。

楽しみがまた一つ増えました。

2002guide

この記事を書いた人

2015年の春に1975年式BMW2002tii(ベロナレッド)を購入。

関東近県を中心に活動するBMW2002などクラシックBMWのクラブに参加。クラブ活動として、年数回のツーリングを楽しんでいます。

今までに修理してもらったり、弄ってもらったりしたところは、エンジン(載せ換え)、足回りの変更、点火系強化、オールペイントなどなど。

週に何回かは通勤などでも使用して、BMW2002ライフを楽しんでいます。

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