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旧車の整備工場を東京でお探しの方。
旧車の整備工場で信頼できるところってなかなか見つけづらいですよね。インターネットであちこち探すも、どこにお願いすればいいのか悩んでしまいます。
この記事では、古いドイツ車、特にオールドBMWに強い東京にある整備工場をご紹介させていただきます。
旧車の整備工場が東京で見つかりました
私は、2015年の春にBMW2002を購入しました。
お安く購入したので、当然のようにあちこちに不具合が・・・。購入後一年ほどは修理だなんだでショップの工場に何度も出向きました。
しかしながら、アイドリングは全然安定しないし、水温も高い、エンジンからのガラガラ音はおさまらないしで完治にはほど遠い状況です。
現状販売で買っていますので、文句のいいようもありません。
正直、BMW2002に嫌気がさしていましたが、こんな状況では売れるわけもなく、売れてもローンが丸々残るだけ。
そこで購入したショップとはいったん手を切り、旧車を得意とする整備工場をインターネットで探すことにしたのです。
取り急ぎ、クラシックBMWのクラブに問い合わせてみました
私のBMW2002は「機械式インジェクション」というちょっと特殊な機構を備えたtiiというモデルになります。
この「機械式インジェクション」がくせもの。これを調整できる工場というのがまったく見当たらないのです。
インターネットで検索するもなんにもヒットしません。
藁にもすがる思いで、Nierenklub(ニーレンクルップ)というクラシックBMWがメインのクラブに問い合わせてみました。
すると、管理人の方から、「大阪のシンプルオート、愛知は豊橋の03ワークスが詳しくて安心ですが、関東近辺ですと八王子の『BRM』さんかなと思います。」とのご返信。
大阪のシンプルオートさんはクラシックBMW界ではビッグネームです。
もちろん存じ上げていたのですが、大阪と遠方ですし、こちらで購入したわけではないので、二の足を踏んでいたところでした。
それがなんと!八王子に診ていただける整備工場があるなんて!
早速、BRMさんに出入りしているBMW2002乗りの方を紹介していただきました。
いきなり連絡してもよかったのですが、その方からのご紹介というルートをとった方が無難かなと思いまして。
旧車の整備工場 BRM
BRMさんに、〇〇さんのご紹介でと連絡したところ、いつでもお出でくださいとのこと。
山道の先にある秘密基地のような工場に訪問すると、優しそうな社長さんが出迎えてくださいました。
以下、BMW2002の症状(当時の依頼メモより)。
- 異音
・走行時(発進時や停車時、アクセルを抜いたときなど)助手席側から「コン」とか「カン」「コンコン」という打突音のような異音がします。
- エンジン関係
・朝一番でイグニッションオンするとエンジンはかかるのですが、アクセルをあおっても1~2回ストールします。
その後数分くらい1500回転くらいまでアクセルを踏んでいるとアイドリングが安定します。(アイドルアップはしてないようです)
・アクセルオフしてパパパンッとバックファイヤーっぽい音がしたとき、大量に白煙を出しているようです。
- 水温関係
・10分ほどアイドリングしているときに水温計が9分目まで上がります。また、普通に走行していても水温計が7~9分目まで上がるときがあります。
また、水温計の挙動もおかしいです。針がピクピク動いたり、少しの時間で大きく上下します。
実際の水温が高い可能性もあるとは思いますが、水温センサーやサーモスタットの作動確認もお願いします。
BMW2002に乗る限りこちらでお世話になることを決めました
預けて二週間ほどたつと、作業が完了しましたとの連絡あり。
ワクワクしながら引き取りに八王子に向かいますと、BMW2002が安定したアイドリングを奏でています。
久しぶりのBMW2002に乗り出すと、いままで味わったことのないフィーリング。気持ちいい!BMW2002ってこんな乗り味だったんだ!
やっぱり、餅は餅屋さんですね。
さらに、気になっていたドアの閉まり具合や、ウインカーレバーの不具合なども調整されていました。言わなくてもやっていただける、こういう気づかいにも感動。
こうして、この日以来、私とBRMさんの付き合いは始まり、今に至るまでお世話になっているのです。
BMWのクラブに問い合わせないかぎり、BRMさんのことを知ることはなかったと思います。やはり、趣味の場合、横のつながりは大事ですね。
この記事をご覧になってBRMさんにご興味をお持ちの場合、いったん当ブログへその旨を問い合わせいただければと思います。