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旧車に似合うオーディオはどういうものがいいのかをお悩みの方に、私の歴代オーディオを事例にお話していきたいと思います。
まず、私の愛車であるBMW2002のような旧車の場合、選択は二択。雰囲気重視(この場合はラジオ)か、機能性重視(bluetoothなどが付いた現行CDプレイヤー等)か。
ただ、私の周りのBMW2002を見渡すと、1DINタイプのCDプレイヤーを付けている方が多いようです。やっぱり、車内で好きな音楽を聴きたいんですよね〜。
室内にはカーラジオを配置して(雰囲気を残して)、グローブボックスの中に隠しオーディオを設置している方(機能性も使いたい)もいらっしゃいます。
そこで、この記事。私のオーディオ選びは、雰囲気重視の方も、機能性重視の方も、参考になると思いますので、ぜひ、ご一読ください。
旧車に似合うオーディオ。結局はカロッツェリア。
カロッツェリア製DEH-780は似合いませんでした
これは、購入時に付いていた組み合わせ。
センターコンソール上段にサンヨー製のカセット付カーラジオ、下段にはカロッツェリア製CDプレイヤーDEH-780。
ラジオ(上)とCDプレイヤー(下)は強力な両面テープで貼り合わされているという・・・。
サンヨー製のラジオは新車当時から付いていたものと推測されますが、フロントパネルの両サイドに丸いつまみが付いていて、昭和の雰囲気が色濃く残り、私好みのルックス。
ただし、残念ながら、電源は入らず、車内のオブジェ状態。本当に残念です。
カロッツェリア製DEH-780は2012年に製造されたもの。普通に使えます。ラジオも聞けるし、CDも聞ける。外部端子入力も付いているので、スマホなどを繋げたりもできる。
使える。ただ、それだけ。DEH-780のルックスは、BMW2002には似つかわしくないんです。
カロッツェリア製DEH-P7は壊れました
乗り始めて半年ほどで、BMW2002に似合うオーディオを見つけるべく、ヤフオクや車用品のリサイクルショップを漁りまくりました。
当時物のカーラジオも捨てがたいのですが、やっぱりスマホからの音楽を聴きたいので、オーディオをメインに探しまくります。
クラシックなBMWの雰囲気にマッチしそうなのは、DEH-P01、DEH-P910、DEH-P930、DEH-P940あたりのカロッツェリア上位機種。
いやいや、これは高い。
そこで、私の目に止まったのが、カロッツェリア製のDEH-P7。フロントパネルは金属感剥き出しのアルミフェイス。
未来チックなデザインでありながら、ボタン配置などは、昔のカーラジオを踏襲していて、なにやらレトロチック。レトロ&フューチャーですね。
プジョーで純正採用されていた機種のようですので、おそらく性能もいいことでしょう。
1970年代のBMWとマッチングが良さそうな予感がします。すぐにヤフオクで購入しました。確か6,000円ほど。
カーオーディオの交換などしたこともなく、また、中古品を取り付けてくれるショップも分らないため、お世話になっている修理工場にて取り付けてもらうこととにしました。
思った通り、悪目立ちしない控えめな雰囲気。BMW2002によく似合ってます。
カロッツェリア製DEH-P7との楽しいランデブーも束の間、半年ほどでDEH-P7は還らぬ人(モノ)となってしまいました。
ボタンを押しても反応しない。液晶表示が付いたり消えたり。最後には電源すら反応しなくなってしまったのです。
やはり、中古は中古。当たり外れで、外れを引いてしまったようです。ただ、このDEH-P7って2003年製。壊れても仕方ないのかな。
クラリオン製カーラジオを改造しました(外部端子入力)
気を取り直して、次なる戦力をヤフオク、車用品のリサイクルショップにて探します。すると、ヤフオクで面白い出品物を発見。
当時物のカーラジオに、なんと!後付けで、外部入力端子(AUX)を取り付けてくれるというサービス。いいねですー、これ!当時の雰囲気のまま、スマホからの音楽も聴けるなんて!
その出品者さんから、クラリオン製のカーラジオ(外部入力端子付)を落札購入しました。
カーラジオは、配線も電源・アース・スピーカー(モノラルなので1本だけ)の三本だけ。単純なので、おそるおそる、自分で取り付けてみることに。
すぐにできました。音が出た。おー、自分で出来たよ!と、ちょっと感動です。昭和時代のカーラジオで、スマホからの音楽を聴く。う~ん・・・極上の瞬間です。
モトローラ製カーラジオも改造しました(外部端子入力)
クラリオン製カーラジオ(改)には何の不満もなかったのですが、数ヶ月ほどして不具合が出てきました。走行中、段差などを乗り越えると、音声が途切れてしまうんです。
そのつど、配線の差し込み具合など、何度も確認したんですが、完治ならず。大きなため息。せっかく気に入っているのに。
修理してもらうという手もあったのですが、他のカーラジオも付けてみたいという欲にかられて、ebayでカッコいいカーラジオを購入してしまいました。
モトローラ製のカーラジオです(model 114)。
モトローラいいですねー。真っ先に浮かぶのが携帯電話。マイクロタック、スタータック、使ってました。好きでしたね。
ただ、このラジオには、もちろん外部端子入力(AUX)が付いていません。
ネットで検索してみると、ラジオやTVの修理を業とする職人さんがいらっしゃいました。メールで事情を説明したところ、外部端子入力の取り付けを引き受けていただきました。
改造から戻ったモトローラmodel114。それは、大事な、大事な宝物。英国製のモトローラですが、BMW2002の室内にベストマッチです。
お気に入りの部分はおにぎりのような三角つまみと、ラジオの周波数を合わせる窓に光る緑色のインジケータランプです。
モトローラ製カーラジオをbluetooth接続しました
でも、ここで話は終わりませんでした。
大満足だったんですが、一つ問題発生。スマホの充電をしながら、外部端子接続で音楽を聴くと、ノイズがザザザーっと入ってしまうのです。
スマホの充電中くらい音楽聴くのを我慢すればいいのでしょうが、やっぱり、聴きたいときに聴きたいんです。
接続コードを高いものに変えても効果なし、ノイズを抑えるといわれるパーツを差し込んでも効果なし。困り果てました。
そこで考えたのがbluetooth接続!
bluetoothなら無線での接続なので、スマホ充電していても、ノイズの影響は受けないんじゃない!?
私が購入したのは、Anker Soundsync Bluetoothレシーバー。
このBluetoothレシーバーを外部端子に接続すれば、スマホとbluetooth接続ができるという代物。
取り付けた結果、まったくもって予想通り。快適な使い心地。スマホを充電してもノイズレス。こんな便利なものがあるんなら、早く付けておけば良かったよ。
→BMW2002でスマホをUSB充電する方法を知りたい方はコチラ
モトローラ製カーラジオにスーパーノイズ発生
これで、オーディオカスタムの旅路が終わるかと思っていたのですが、意外な敵が現れました。
それはスマホ充電中のノイズなんて可愛いくらいの、スーパーノイズ。ピーガガガガガー。
スマホの充電とかは関係なく、走行中、アクセルの踏み込みに比例してノイズが大きくなってしまうのです。
なぜ、そんなことになってしまったのか。あるパーツが原因なのは間違いありません。あるパーツとは、最近付けたCDIという点火系の強化パーツ。
CDIを付けてもらった業者さんに聞くと、このノイズは、最近のオーディオならば発生しないとのこと(ノイズキャンセラー?ってのが内蔵されてるそうです)。
残念ながら、うん十年前のカーラジオに、そのような機能はついていません。かといって、取り付けたばかりのCDIを外すなんて考えは・・・。
カロッツェリア製DEH-P7を修理して使っています
そこで、そのデザインがとってもお気に入りだった、カロッツェリアのDEH-P7に、再び熱い視線を送ってみました。
DEH-P7なんて古いモデルを買ったら、すぐに壊れちゃうんでしょ?との声もあるかとは思いますが、今回は秘策ありなんです。
まずは、ヤフオクにて、そこそこの程度で、そこそこのお値段のものを購入。
取り合えず、配線だけつなげて動作を確認すると、案の定、あんまり芳しくはありません。初代DEH-P7と似たような症状です。
予想通り。2003年製ですから。
今回は、ネットで探した九州にあるカーオーディオ修理専門業者さんに、予め相談済みなんです。で、修理を依頼してみました。
1週間ほどで修理完了のメール。ほどなく完治したDEH-P7が戻ってきました。接続テストしてみても問題なし!修理業者さん、ありがとう!
DEH-P7(二代目)+Bluetoothレシーバーの組み合わせで、ノイズレス、配線レスの快適な環境。マルニ購入後、6年目にして、やっとオーディオが確定。
今回は、古いカーラジオだろうが、古いオーディオだろうが、雰囲気を残しつつ、Bluetoothで接続が可能、スマホの音楽を快適に聴くことができますよというお話でした。