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レカロシートの取り付けをDIYでやろうとしている方。この記事では、BMW2002を例にレカロシートを自分で交換する方法や、その効果について書いてあります。
レカロシートの取り付けをDIYしてみました
RECARO LX/LSシリーズをメルカリで購入
シートといえばRECAROというくらい有名なRECARO。
レカロシートのコンセプトは「長距離・長時間の運転でも優れたドライビングコンフォートを実現するプレミアムハイパフォーマンスシート」とのこと。
私がいいなと思っているのは、もちろん、定番中の定番、レカロのセミバケットシート「LS/LX」シリーズです。
ドイツ製のBMW2002とドイツ製のRECARO。まさに、ベストマッチ。
BMW2002TURBOの純正シートには、RECARO製が採用されているようですので、当然といえば当然ですね。
「LS/LX」シリーズの現行品はありませんので、大好きなヤフオクやメルカリで物色していたところ、「RECARO 二脚 12万円」という商品を発見。
よくあるグレーのファブリック地ではなく、黒の合皮に張り替え済みの美品。まさに、私が探していたそのものです。
引越しで急いでいるとのことで、交渉した結果、二脚8万円でお譲りいただけました(メルカリは価格交渉がしやすいので好きですね)。
RECAROのシートレール
RECAROを手に入れたら、次はシートレールです。純正シートについているレールを加工するという手もあるようですが、難易度高そうなため、今回はパス。
ネットで「レカロSR LS LX系 BMW 2002用シートレール」を購入しました。左右二個で3万円ほど。
商品説明にある、「シート取付寸法 縦261mm(25mm+236mm)×幅405mm」とはRECAROシート底側の取付ピッチとなります(6箇所)。
そして、注文が完了すると、「現車取付ピッチの確認」を求められます。これは車体側の取付ピッチです(4箇所)
こちらは、純正シートを固定している4箇所のボルトとボルトの間を、メジャーで実測したものをメールまたはFAXで送ります。
すぐに「送っていただいた取付ピッチで問題ありません」との回答がありました。
BMW2002専用レールなら、車体側の取付ピッチなんて分っているでしょう?とも思ったのですが、過去の修理履歴などで取付ピッチが変わっているとも限りません。
念のため確認ということなんでしょうね。
受注生産で納期3週間ほどとの記載がありましたが、思ったよりも早く1週間ほどで納品されました。
RECAROのシートを取り付ける
重たそうなシートの運搬、そして、やったことのない作業と、気が重かったのですが、取り掛かってみれば、あっという間に作業は終わりました。
所要時間は小一時間ほど。
手順1 「純正シートの取り外し」
純正シートを止めている4箇所のボルトを外します(10mmのソケットレンチまたはスパナを使用)。
※純正シートは結構重いです。持ち運びの際にはご注意下さい。
手順2 「RECAROシートの底面にシートレールを取り付ける(仮止め)」
付属の六角穴付きボルトでシートレールを仮止めをします(6箇所-4mmの六角レンチ使用)。
※車内での位置調整のため、レールが左右にスライドする程度に仮止めして下さい
手順3 「RECAROシートを車体に取り付ける(仮止め)」
シートを車体に仮止めします。今回注文したシートレールは、レール側のボルト穴がやや大きいので、別途購入したワッシャーをかましました。
手順4 「シートの位置決めをする」
シートを車体に仮止めしたら、シートを左右にズラして、適正な位置を探します(私のBMW2002の場合、運転席側はシートを一番右側にズラして固定しました)。
左右の位置が決まったら、シートを一旦取り外し、位置決めしたところでシートレールを固定します(本締め)。
手順5 「RECAROシートを車体に取り付ける(本締め)」
シートとシートレールが固定されたら、シートを車体に取り付けます(本締め)。
手順6 「確認」ガタがないか、前後のスライドはスムーズかを確認して、取付け完了です。
RECAROのシートに座ってみて
正直、驚いています。今まで、レカロシートに座ったことは何度かありますが、ここまで心地いいものなのかと。
まるで、自分の背中に沿って包み込まれているようで、体もブレることなく、車の剛性が上がったかのような錯覚さえ覚えました。
先日、長野方面へロングツーリングに行ったのですが、おなじみ帰りの大渋滞でも、あまり疲労を感じることなく、RECARO効果を実感。
さすが、世界の逸品、RECARO。