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シフトノブ交換のデメリットについてお調べの方。旧車であるBMW2002を例に、シフトノブ交換のデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
シフトノブは、簡単に脱着できるため、ステアリング交換とともに、カスタムの第一歩としてはポピュラーなもの。
ただ、シフトノブを変えたけど、フィーリングが良くないから元に戻すなんてこと、結構あるんですよね。
シフトノブについて
シフトノブはドライバーが一番触れるところであり、その材質、その重量、その形状により、使いやすさや好み大きくが分かれるところです。
シフトノブの材質
シフトノブの材質はそれこそ多種多様。ウッド、レザー、金属系(アルミ、チタン、ステンレス)、樹脂系(ウレタン、ジュラコン)、カーボン、などなど。
ウッドは旧車によく使われていた材質。あと、現行の高級車には、ウッド(調)のものが使われる傾向があります。欠点としては、経年で欠けたり、ヒビが入ったりすることが。
レザーは、その手触りから好む方も多いと思いますが、使い込めば、使い込むほど、擦れたり、汚れが付いてしまいます。乾拭きや水拭き、またはクリーム等を使ったお手入れが必要。
金属系(アルミ、ステンレス、チタン)は、気温の変化を受けやすく、触ると冷たかったり、熱くなったり。以前使った経験から、個人的に好きではありません・・・。
ウレタンは純正シフトノブによく使われる、やや弾力性のある樹脂素材。同じくジュラコンも樹脂素材だが、触り心地は硬めで、さほどチープさは感じません。
カーボンは優れた素材なのですが、その模様が独特(すぎます)。旧車とカーボン素材ってのは、やはりミスマッチなような気が。
シフトノブの重量
シフトノブの重量は材質や形状以上に、ドライビングフィールに大きな影響を及ぼします。軽めがいいのか、重めがいいのか、こればっかりは、自分自身で見極めていくしかありません。
参考までに、重量が軽い場合→シフトノブを早く動かせます。重量が重めの場合→軽い力でシフトを入れることができます。
シフトノブの形状
ガングリップ型・・・拳銃の握り部分を逆さにしたような形状。上部からも握れるし、横からも握れる。
棒型・・・大体、横から握るように作られている。シフトノブの長短により、シフトストロークを変えることができる。
球形型・・・個人的には一番シックリする形状。上からも握れるますが、中指と薬指の間にシフトを挟み、下からシフトノブを包むようにして操作するのが好き。
シフトノブ交換のデメリット
BMW2002用のシフトノブ(社外品)ってほとんどないんです。
ebayで当時物のAMCOシフトノブを探すか、IRELAND ENGINEERING(アメリカにあるBMW専門のパーツ屋さん)のシフトノブを買うか。
これ、とってもカッコいいんです!純正形状のアルミ製シフトノブとウッドシフトノブ。シフトパターンのデザインが、前述のAMCOシフトノブに寄せられているのも高ポイント。
価格は数千円程度ですが、海外ゆえ送料が・・・。シフトノブだけだとかなり割高に・・・そこが難点です。
数か月熟考の末、思い切ってIRELAND ENGINEERING製のウッドシフトノブを購入してみました。
・・・荷物を開封した瞬間から違和感が半端ありません。
HPの画像では分かりませんでした。いわゆるきのこ型ですが、きのこの笠部分が異常に大きくてアンバランスなんです。
とりあえず、取り付けてみました。レバーにねじ込んで、イモネジで固定。握ってみました。やっぱり大きすぎます。見た目も頭でっかちで不恰好。
先述した通り、シフトノブはその質感、サイズ、重さ、そのちょっとした差異で、フィーリングに大きな影響を及ぼします。
このシフトノブは間違いなくバッドフィーリング。BMW2002にお乗りの方はこれを買わない方がいいですね。
最短。取り付けて半日でお蔵入りとなりました。画像だけじゃ分らないものですね・・・。結論は、シフトノブは純正にかぎる、か(特にBMW2002の場合)。
シフトノブ交換をご検討の方は、自身のお車に実際に取り付けたレビューなどをしっかり参考にしてご購入されることをお勧めします。