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旧車の洗車ってどうすればいいの?旧い車だから、何か特別なことをしなければならないの?とお悩みの方へ。
私がしている、いたって普通な、BMW2002の洗車方法についてお話していきたいと思います。
旧車の洗車方法。最大の敵は「水」です。
ボディは優しく手洗い
かつては、家の前で愛車を洗うお父さんを良く見たものですが、最近めっきり見かけなくなりましたね〜。そういえばコイン洗車場なんかもなかなか見なくなりました。
では、洗車マニアでもなんでもない私の洗車法をご紹介。誤解なきように、BMW2002はこのように洗うのが正解というわけではなく、私はこうしてますよというだけの話です。
まず、BMW2002のような旧車は、できるだけ水を使った洗車はしないほうがいいです。旧車に水は大敵なもので。※雨ざらしの屋外駐車をしている私は、偉そうに言えませんが・・・。
→BMW2002を屋外で保管することについて知りたい方はコチラ
どうしても汚れがひどく、フクピカ(水のいらない洗車シート)などで落ちない場合に、「やれやれ」と、しかたなしに水を使うくらいでいいのかなと思います。
では、お庭にある蛇口にホースをつなげて、BMW2002ボディに水をかけてください。
このときに、ケルヒャーなどの高圧洗浄機を使うという手もあるかとは思いますが、私が考えるに、車齢46歳のおじさん車にはちと刺激が強すぎるのではないかと。
要するに、水圧が強い→ボディつなぎ目の奥の奥まで水分が入る→その水分が錆びとなり、ボディを浸食、ってことにならないか、とっても心配なんですよね。
まずは、普通のビニールホース、または、ガーデニング用の散水ホースなどで、ボディ全体を優しく軽〜く濡らします(砂埃などの汚れをすすぎ落とすイメージですね)。
続いて、水を入れたバケツにカーシャンプーを“少量”入れてください。あまり泡立てすぎると、ボディをすすぐとき、大量の水を使うことになるのでご注意です。
私は、どこのメーカーのカーシャンプーがいいとか、特に気にしてません。オートバックスのような量販店で、量が多く、安いシャンプーを使っています。
あ、中にはカーシャンプーを使用せずに、水洗いのみという方も結構いらっしゃるようです。
バケツの水(+シャンプー)をたっぷりと含ませたスポンジで、ボディ全体を優しくなでるように。もちろん屋根から順番に、上から下へとスポンジがけをしてください。
ホイールも同様にスポンジまたは濡れた軍手等(BBSなどのメッシュホイールなど細かい箇所には軍手洗いが有効です)で洗っていきます。
一通りスポンジがけが終わりましたら、再びボディ全体をお水で優しく濯ぐ。濯いだら、水切りワイパーでボディに付いた水をピッピと飛ばす。
拭き上げは10代から愛用のセームタオル。このタオルは、かなり水分を含んでくれて、拭き取り作業がはかどるんですよね。
このときに、ボンネットやトランク、ドアも開けて、ヘリの部分などもきっちり拭き上げをしてください。
一通り拭き上げが終わりましたら、そこで一息・・・ついてはいけません。ボディの繋ぎ目などに入った水分を吹き飛ばすために、その辺りを一回り。
一回りすると、ボディ繋ぎ目に入り込んだ水分が、ボディのあちこちに飛び散っていることがお分かりになると思います。
そして、またその水分をフキフキと。これでボディ編は終了。
えっ!?ワックスはかけないの?と思われることでしょう。はい、私はBMW2002に一回もワックスをかけたことがないのです。。。
一応、言い訳としましては、年に一回、ガソリンスタンドにてコーティング(そんなに高いものじゃないです)をお願いしています。
ガラス拭きの正解はなんなんだ!?
ボディ洗車よりも、私の頭をいつも悩ましてくれるのが、ガラス部分の清掃です。特にフロントウインドウの内側!
拭きムラやギラつきがどうしても残ってしまいます。日中は気にならないのですが、夜間にムラやギラギラが浮かび上がると、とても運転しづらいものです。
今までに、様々なガラスクリーナーを使用したり、水拭きだけの方がいいとのアドバイスをもらったりもしましたが、どれも今いちスッキリしません。
そんなある日、オートバックスの清掃コーナーを覗いていたら見つけたんです。いいものを!アメリカはSTONER社のガラスクリーナー「インビジブルガラス」です。
ドイツはSONAX社の「エクストリーム グラスクリア」とも悩んだのですが、年代的にUSAという響きに弱いものでして・・・。
これの売りは、特殊な成分により、界面活性剤などの残留物がガラスに残らないこと。すなわち、拭きムラや拭きスジが残らないという優れものってことなんですね。
ガラスに吹き付けた感じはほとんど「お水」。泡などの洗剤感ゼロ。それでいて、ダスターで拭き上げると、結構汚れが落ちて、拭き跡はすぐに乾きます。
これまでのクリーナー歴の中では、汚れ落ちはもちろん、扱いやすさでも一押しできるガラスクリーナーです。
と、通販番組風に煽ってしまいましたが、この次はSONAX社の「エクストリーム グラスクリア」も使ってみようと思ってま〜す。どうしても、色々と試してみたくなるんですよね。
旧車特有のモール磨き
BMW2002のような旧車はバンパーやモール類がメッキ加工されていて、そこがカッコいいのですが、逆に白くくすんでると、残念な見栄えになってしまいます。
メッキ類のくすみってなんなのかと言いますと、ずばり「錆び」(腐食。白サビと呼ばれることが多いようです)なんです。
特に欧州車(BMWやVW)に多く見られる症状。なんですかね、国産車とはやっぱり素材が違うからなんでしょうね。
私は錆び落しと磨きに、WAKO’Sの「メタルコンパウンド」を使用しています(モール専用の磨き剤は色々と出ているようですが、使ったことがありません)。
とにかく根気のいる作業です。磨くモール周辺を、傷など付かないようにテープなどで養生(カバー)して、あとは根気良く、ひたすら磨くべし、磨くべし。全身筋肉痛間違いなし。
磨いた後は、モールが剥き出しの状態になりますので、コーティング剤などを塗るとなお良しです。
正直、大変すぎて、私は二回しか磨いたことがありません。ただ、今も人から指摘されるくらい、白くくすんできちゃってるんですよね。
どうしようかな。もう、モールを手作業で磨くことを、本能がイヤがってるんです。ネタとして業者さんにお願いしてみようかなんて考えています。
以上。BMW2002という40数年前の旧車にも関わらず、手抜き&雑すぎな洗車方法で、本当にごめんなさ〜いという感じです!