BMW2002のメーターはドイツ語表記を覚えましょう。

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BMW2002のメーター

BMW2002のメーター(各計器類)についての説明になります。BMW2002のメーター類はいたってシンプル、パッと見で直感的に状況が把握できます。

ただし、一部ドイツ語表記のため、その意味だけはしっかり理解しておいた方がいいでしょう。特に警告灯関係はご注意ください。

※年式やモデルによってメーターの表記などが若干変わります。この記事では私の1975年式BMW2002tiiを例にお伝えしていきます。

まず、メーターはお手本のように、左・中央・右に分かれています。

燃料系・水温計・各警告灯

左の円形メーターの中には、燃料系、各警告灯、水温系と、重要な計器が収まっています。

燃料計

燃料計は左メーター左手に配置。縦のメーターで、上が「V」表記、中央に「1/2」表記、下が「R」表示。その下に「TANK」という文字。

「V」はどういう意味かというと、ドイツ語で「Voller→いっぱいの」の略表記と思われます。翻訳サイトで満タンと入力すると「Voller Tank」とのドイツ語訳が返されてきました。

「1/2」は万国共通で半分ですね。

「R」は何かというと「Reservieren→予備・準備」の略表記ではないのかな?英語ではreserve。空っぽに近いので給油の準備して~ということでしょうか。

私のBMW2002では、ガソリン満タンで走行して、すぐに目盛りが8割くらいになります。どこまでいっても、ず~っと変わらず目盛りは8割。

ところが、100数十kmほど走ると、ドンっと目盛りが半分になり、半分になったと思ったら、かなり早めにドドンとR付近に針が落ちます。

このように、現行車と違いじわじわと変わっていかないので、慣れるまではちょっと大変でしたが、いまは、走行距離で給油タイミングを計っています。

水温計

水温計は左メーターの右手に配置されます。こちらも縦のメーターで、上が赤い■、下が青い■。その下に「TEMP」という文字。

実は、この水温計が一番の気分屋さん。大概は目盛りの真ん中をおとなしく指してくれているのですが、突然、針が上下に踊り狂ってしまうんです。

また、軽い渋滞にもかかわらず、上の赤い■付近までグイーンと針が上がることもあります。

おおお!なんだ、なんだっ!と、気分的に落ち着かないですが、走行するとスルスルと針が落ちていくので、オーバーヒートというわけではないんですね。

おそらく、電気系統でアースなどがうまく取れておらず、針の挙動がおかしくなったり、過敏に反応したりしているのかなと。

こちらもパターンは読めていますので、今となってはあまり気になりません(ただ、そういうのが心配という方は、後付けで市販の水温計を取り付けるのがいいかと思います)。

各警告灯

各警告灯は左メーターの上下に配置されています。

上左「O」 OEL(油圧)・・・オイルの減りや漏れなどのサイン。

こちらが点灯したときには、まずオイル量のチェック。オイル量が減っていた場合は、オイルを継ぎ足し様子を見るという手もありますが、やはり、早めに修理工場に持ち込むのが最善です。

上右「L」 LAUDUNG(チャージランプ)・・・バッテリーの充電ができていない等

こちらが点灯したときには、バッテリーやオルタネーター、ベルトに不具合が発生している可能性があります。

ベルト切れなどの場合は、オーバーヒートになる可能性もありますので、速やかにロードサービスを呼ぶか、かかりつけの修理工場に連絡を取りましょう。

下左「B」 BLINKER(方向指示器)・・・ウインカー使用時に点滅

下右「F」 FERNLICHT(ハイビーム)・・・ハイビーム使用時に点灯

サイドブレーキランプ

左メーターと中央メーターの間に、直径3cmほどの赤いランプ。サイドブレーキを上げると赤く点灯し、下げると消灯。

のはずなんですが、この記事を書いている3日前に、サイドブレーキを下げても警告灯が点きっぱなしになってしまいました。

サイドブレーキのスイッチ部配線がゆるんでるか何かでしょう。週末にでもチェックしてみます。

速度計(スピードメーター)

速度計はメーターパネル中央に配置(VDO製=ドイツのメーターブランド)。目盛りは20km/hからスタート。あとは時計回りに20km/h刻みで、最後は220km/hまで(こんなに出ないのにね)。

こちらはかなり正確に速度を刻んでくれています。スマホのアプリで「D KingKong」という速度計測アプリがあるのですが、マルニのメーターとばっちり一緒でした。

ポイントは走行距離のリセットダイヤルです。このダイヤルを回して走行距離を「0000」に戻すのですが、これが壊れやすいらしく、できれば使わないほうがいいとのこと。要注意です。

回転計(タコメーター)

回転計はメーターパネル右側に配置(こちらもVDO製)。メーターは8000回転まで刻まれており、6400回転からレッドゾーンとなっています。

このメーターもときどき上下に踊ってしまうときがありますが、基本的にはいい子です。

時計

時計はダッシュボード中央部にあります。オリジナルは、12時方向に「BMW」、6時方向に「MotoMeter」という刻印がされていました(中身はドイツのKIENZLE製)。

私のは調子が悪くなってしまったので、ノーブランド品をebayで購入して取り付けています。

以上。BMW2002のメーター説明でした。旧い車ですので、メーターの精度などに難がありますが、そこは慣れるか、市販品で補うかして対応していけばよろしいかと。。。

→さらに、BMW2002のスイッチやレバーの操作法を知りたい方はコチラ

2002guide

この記事を書いた人

2015年の春に1975年式BMW2002tii(ベロナレッド)を購入。

関東近県を中心に活動するBMW2002などクラシックBMWのクラブに参加。クラブ活動として、年数回のツーリングを楽しんでいます。

今までに修理してもらったり、弄ってもらったりしたところは、エンジン(載せ換え)、足回りの変更、点火系強化、オールペイントなどなど。

週に何回かは通勤などでも使用して、BMW2002ライフを楽しんでいます。

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