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BMW2002の弱点って、どんなものがあるの?やっぱり気になりますよね。旧車を購入前に知っておきたいことNO.1かもしれません。
それでは、BMW2002の弱点ってものを探してみましょう。
どんなものにもいい点とダメな点があるものだし、BMW2002はいいよー、いいよー、と言ってばかりというのも何やらうさん臭いですもんね。
とは言っても、弱点・・・?私のBMW2002は1975年式のいわゆる旧車なので、現代車と比べれば、それなりに手間とお金はかかってるとは思うのですが・・・。
けれども、それを弱点と呼ぶものなのか、どうなのか?そういうことを分かり切ってて、旧い車に乗ってるんだしなぁ・・・。
BMW2002の弱点を何とか暴いてみよう
旧車の敵、その名は錆
旧車の大敵であるさび、サビ、錆び。BMW2002のボディはサビやすいのかどうか?私のマルニは5年間雨ざらしの駐車場に置いてますが、錆や塗装の浮きは全部で6か所ほど。
ただし、5年前と錆が発生している箇所は変わりません。2か所ほどは錆が盛り上がってきており、近々手術(板金工事)が必要だなとは思っていますが。
雨ざらしの状態でこの程度なら、まずまず許容範囲内。
旧車を見るときに重要なポイントと言われている下回りはどうでしょう。修理工場に入庫した際、マルニの下周りを覗かせてもらいましたが、一か所直径15cm程の穴あるだけ。
鬼門といわれるサブフレームも問題ありませんでした。
5年間の経年変化を観察してみましたが、錆も塗装浮きもあるけれど、とりたてて錆に弱いという結論には至らず。1975年生まれでノンレストアなら、上々ではないかなと。
じゃあ、旧車の急所 電装系はどうだ?
さて、この5年間で私のマルニの配線・電装系のトラブルはというと・・・4回。
1回目はチャージランプ(警告灯)がボワっと点いたり消えたり。原因はオルタネーター(発電機)の配線不良
2回目はチャージランプの点灯。原因はオルタネーターの寿命
3回目はエンジンがかからない。原因はエンジン始動のための配線が切れかかっていた。
4回目はバッテリーから異臭(過充電)。原因はレギュレーターという部品の故障。
5年間でこんなにあったの!と驚かれる方もいるかとは思います。ただ、私のBMW2002はかなりお安く購入なので、このあたりが手付かず状態だったんですよね。
専門店などで購入したマルニは、そのあたりもしっかり対策されているようですので、安心してお乗りになれると思います(軽自動車のオルタネーターなんかを流用したりしているようです)。
ということで、電装系もBMW2002の弱点とまでは言えないですねぇ。
BMW2002って、やっぱりお金がかかるのか!?
BMW2002の維持には結構お金がかかるか?答えはNo!適正な価格で購入したマルニでしたらさほど手もかからずに乗っていけるのではないかと思います。
が、しかしです。手をかけないというのは、せっかくBMW2002を買ったのにもったいない!
やっぱり、好きな車を買ったからには、エンジンを弄ったり、ドレスアップしたり、新品の純正パーツを買い漁ったりと楽しまないと!
あらゆる趣味はドロ沼にはまるために存在します。ご多分に漏れず、私もBMW2002のドロ沼に浸かりっぱなしです。
アルミホイール
初代のアルミホイール クロモドラ(納車前に売却)
二代目のアルミマグネシウムホイール カンパニョーロ
三代目のアルミホイール エンケイゴールドメッシュ
四代目のアルミホール BBS MAHLE ←今ここ
ステアリング
初代ステアリングホイール ナルディ クラシック ウッド 36φ
二代目ステアリングホイール ナルディ ANNI”50 38φ
三代目ステアリングホイール ナルディ GARA3 TYPE3 ウッド 36φ
四代目ステアリングホイール パーソナル MONZA ウッド 35φ ←今ここ
スマホホルダー
初代 星光産業製スマホホルダー
二代目 槌屋ヤック製スマホホルダー
三代目 iottie easy flex2
四代目 iottie easy one touch 3
五代目 iottie easy one touch 4
六代目 カロッツェリア SC500(ワイヤレス充電)
七代目 iottie easy one touch(ワイヤレス充電) ←今ここ
→BMW2002に合うスマホホルダーについて知りたい方はコチラ
フロアマット
初代 ヤフオクで購入汎用マット
二代目 KAROマット ←今ここ
オーディオ
初代 SANYO製カセット付ラジオ + カロッツェリアDEH-320
二代目 カロッツェリア DEH-P7
三代目 クラリオン製ラジオ(外部端子追加)
四代目 モトローラ製ラジオ(外部端子追加)
五代目 カロッツェリア DEH-P7(再購入)←今ここ
いかがでしょう?こうしてみると、スマホホルダー何個買ってんの!?って、さすがに突っ込みたくなりますよね。なんでもかんでも買い替えすぎ。
でも、お気に入りの逸品を見つけたとき、それを取り付けたとき、使い続けてなじんできたとき。あ~どうしても物欲が止まらない。
この傾向を見ると、私はエンジンを弄る系ではなく、自分の身の回り(運転席回り)を充実させていたいインテリア充実派のようです。と、今さらながら気づかせていただきました。
その空間に座って、好きな音楽やラジオを聴きながらドライブするのがさいこー!!!
以前に、ほんの少しの間だけ、ちょっとレアな英国車に乗っていたことがありますが、オリジナルの状態を壊してはいけない雰囲気があり、何も変えずにただ乗っていただけでした。
何か面白くない。
また、フェラーリなんかですと、パーツも一つ一つがお高いでしょうし、おいそれと弄れない、というか弄ってはいけないような。
やはり別世界です。
そういう意味で言うと、BMW2002は、エンジンもいじれる、ドレスアップもできる、オートバックスみたいな量販店やオークションなどで欲しいパーツが結構見つかったりと、
なんていうか、高級すぎてもいないし、レアすぎてもいないし、ほどほどに、ほどほどで、僕たちの身の丈にあった車だと思うんですね。
実はそこがヤバい。その親しみやすさが、底なし沼への入り口。BMW2002にはそういう魔力があるんです。
一回はまったら抜け出すことは不可能。あ!分かった!それがBMW2002最大の弱点だったんだーーーー!!!
BMW2002の唯一の弱点があった・・・
だーーーー!!!と、先ほどのお話で〆ようと思ったのですが、ここで、真面目な弱点を一つ思い出してしまいました。
BMW2002全般のお話ではないのですが、ターボとtiiというグレードに共通の「機械式インジェクション」という燃料噴射装置のことをです。
この装置が壊れやすいとかの問題があるわけではありません。この機械式インジェクションを「きちんと調整できる」方が少ないということの問題。
私の知るかぎり、この機械式インジェクションを調整できる方は片手いるかいないか。日本全国探せば、もう少しいらっしゃるとは思いますが。。。
私は運よく「きちんと調整できる」方に巡り合えて本当に助かっていますが、そうでない方は、ソレックスやウエーバーなどのキャブレターに換装しちゃう方も結構いたようです。
そういう意味で言うと、車自体の弱点ではないんですが、この機械式インジェクションを調整できる人が少ないというのは、やっぱり弱点になっちゃうかなぁ。